屋久島のんびり癒し旅(其の肆)
ドライカレー旨かったな~……(´ρ`)
五穀米ってカレーとの相性いいんだね。
はい。という訳でブログをどんどん更新していきましょう!
昼食を済ませて時刻は14時前『西部林道』を目指して車を転がして行きます。
途中、『永田いなか浜』というアカウミガメの貴重な産卵が見られる有名スポットに寄りました。
日本一のウミガメ産卵地としても知られているらしく、いなか浜の湿地と温暖な気候がウミガメ達にとって繁殖しやすい環境なのでしょうね。機会があれば人生で一度は見てみたいものです。
更に車で20分程走っていると、徐々に道幅が狭くなっていき対向車が来たらお互い譲り合って走行しないと進めない道路に出ます。そこが『西部林道』です。
ここには沖縄などでも見られるガジュマルの木や照葉樹林(冬場でも落葉しない樹)で構成されている為、年間を通してキレイな緑の景色を楽しむ事ができるそうです。道路は時速20㌔以上のスピードで走行は禁止されているためゆっくり走っていきます🐌…)))
(実際は30㌔は出てたかな…💦)
そんな世界的にみても珍しい景色を進んでいると、次第に林道の緑が深くなっていき日の光が遮断される程に…ヘッドライトを付けて走行しないと対向車に気付いてもらえないので、早めの点灯をオススメします。
…でもこの景色何処かで見たような気がするぞ。
👀!!…そうだ!
この『緑のトンネル』はスタジオジブリの『千と千尋の神隠し』で登場した場所に似てるんだ。
物語の冒頭、主人公の千尋が不思議な朱色のトンネルを通る前に両親に連れられて車で通った『けもの道』。
実際はそこまで荒れ道ではないけど、もしかしたら宮崎 監督もこの道をヒントにして作品のイメージを得たのかも知れませんね。
ゆっくり走っているとガサガサといった物音や鳥の鳴き声があちらこちらから聴こえてきます。
ふと、広い道路に出るとヤクザルの群れが道路の真ん中で木の実をすりつぶしてモグモグ食べたり、毛繕いをしたりしています。そこにヤクシカも加わり何をする訳でもなく草むらを物色している様子。
ヤクザルは動物園の猿に比べると餌付けされてない分体が一回り小さいく、親猿でも小さく感じました。(動画撮影をしてたので写真はありません🙏)
ほっこりとした時間を過ごしたので次の目的地『大川の滝』を目指しましょう。
車で走ることおよそ10分程で『大川の滝』へ着きます。
ドドォーーーーーっと落差88㍍の滝壺へ勢いよく流れ、水しぶきが飛んできます。
こんなに間近で滝を見る事はなかったので感動も一際強く、何にも考えずにひたすらその様子を眺めていました…(・(ェ)・)
短時間に感動体験をしすぎて感覚が麻痺したせいか、目的の場所を時間内に回る事とかどうでもよくなってここで暫く休憩を取ることに。
岩場で寝転がって目を閉じると自然と一体になった様な心地よい気持ちに…
この感覚こそおそらく今回旅に来た本当の意味なんだろうなぁ・とぼんやり想いを巡らせていました。
たっぷりマイナスイオンを全身に浴びて英気を養ったので移動を続けます。
次に向かったのは『平内海中温泉』。
この温泉は干潮時のおよそ2時間程しか入浴するチャンスがないらしく、自分が訪れた時間には温泉が丁度見えていたのでタイミングが良かったです。
2枚目の写真の中央部分(見えにくく申し訳ない🙏)おそらくここが入浴スペースだと思います。浴槽自体は4つあるので、もし入りたいのなら事前に干潮時刻を調べて置くことをオススメします。
この時点で時刻は16時頃、『千尋の滝』も見る予定でしたが、日没の時間を考慮して断念。
なのでこの日の最終目的地『紀元杉』を目指します。ここからおよそ1時間かけて移動して日没ギリギリ間に合うかどうか…天気も次第に雨足が強くなってきたので着いてもまともに見る事は出来ないかもしれません。
しかし、考えても仕方ないので天気の回復を期待しつつ移動🚗
ここで少し遅いですが、屋久島の全体マップを載せておきます。
平内から安房までは平坦な道のりですが、安房から紀元杉まではかなり蛇行した道になります。
それに道路の改修工事が至るところで行われている為走行には十分注意が必要です。
街灯も殆どないので日没前の運転はオススメ出来ません!
道中すれ違った車はたったの2台。
今思えば、あの2台の車は『ヤクスギランド』の従業員の方だったのかな…。
そんな蛇行した道のりをひたすら登っていると霧が立ち込めて異様な雰囲気に飲み込まれそうになります。
……ぼっち旅だから少し不安😇
時刻は17時、ようやく目的の場所に到着。
………( ´-`)
いや、暗いわ!!ってツッコミが聞こえて来そうですが、肉眼ではっきりその姿を捉えていましたよ(笑)
流石に日の光がないと撮影は難しいですね(笑)
標高1200㍍の僻地にどっしりと構えるその姿は、万物の霊長である人間を圧倒する『何か』を感じとる事ができました。
推定樹齢3000年という歴史がこの大樹には刻まれいると思えば人間の歴史なんてまだまだ浅いものなのかも知れないですね。
紀元杉の側には階段と回廊が整備されているので360°いろんな角度で楽しむ事ができます。
因みに帰りは更に霧が深くなっていたので時速20~30㌔の超安全運転で帰りました
(すんごい怖かった(笑))
夕食は安房の『かたぎりさん』で食事を済ませて
大浴場の『まんてん』さんで1日の疲れをとったそうな、めでたしめでたし(日本昔ばなし風)
この続きは『其の伍』でまた書いていこうと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました。